特集:福岡で輝く女性たち「FUKUOKA WOMAN'S HISTORY]

最近、「福岡の女性が元気!」と言う声をよく耳にします。【FUKUOKA WOMAN'S HISTORY】は、私たちの周りにいるやりたい事に向かって頑張っている女性を紹介します。素敵な女性たちからパワーをもらいましょう!!

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第20回
吉田智美さん

STEP1 転職、独立、2つの決断 STEP2 マイナスを活用する FUTURE もっと全国へ

STEP1 転職、独立、2つの決断


ビビビッときて、フードコーディネーターに

小学校3〜4年の頃、放課後は近所の友達と一緒にお菓子作りをしてました。友達ももお菓子作りが好きで 「できるまでやろう!」って、一週間ずっとシュークリームを作ってみたり、パンをつくってみたり。 自分が食べたいというより、作ったものを「これ、おいしいね」って言ってもらえるのが嬉しくて。 人に喜んでもらえることがうれしいなって実感した、初めての経験がお菓子づくりでした。

高校生になって、将来のことを考えるようになって、やっぱり「食」に関わることがやりたいと考えるようになりました。本当は高校からエスカレーター式で行ける大学もあったんですが、なんとなく違うんじゃないかって思って、別の大学にチャレンジしました。でも、第一希望の大学には行けなくて、短大に入学しました。
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短大で漠然と「食」に関わる仕事がしたいと思ってはいたものの、果たしてそれが"栄養士"なのか"調理師"なのか、あるいは"家庭科の先生"なのか…。どれも、自分にはピンとこなかったんです。何か違うなって。
ちょうどその頃です。「フードコーディネーター」という職業が世間に認知されてきたのは。「フードコーディネーター」という職業を見つけたときは、まさしくこれだ!これがやりたかったんだ!って思いました。どうやったらなれるのか、本を買いあさっては読んでました。 フードコーディネーターは、簡単に言うと「食べ物を瞬間的においしそうに見せる」のが仕事です。たとえば、今やってる仕事でいえば、やまやさんのお中元のカタログ撮影ですね。いかに明太子がおいしそうに見えるスタイリングをするか、それがフードコーディネーターに求められることです。

短大時代にフードコーディネーターを知ったんですが、ただ、そのときは大学にどうしても行きたかったんです。それで東京の大学に編入をしました。大学では、デザインや陶芸(食器)、ディスプレイなど「食」の表面的な部分を学びました。


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第一の決断:こんなはずじゃなかった!?

大学を卒業して、大手外食企業に入社しました。
当時、その会社が関東に出店しはじめていて、私たちは関東の2期目だったんですが、会社全体がいまから関東!っていう雰囲気でしたし、2年後にはセントラルキッチンを関東に作るから、そこで商品開発ができるという話もあったので、ここならやりたいことができるなって思ったんです。でも、2年後にセントラルキッチンの話は中止になってしまって。そのとき、接客をしてたんですが、私は接客がやりたくて入社したわけではなかったから、やりたいことができないなら、転職をしようと。転職活動をしながら、たまたま求人雑誌で見つけたフードコーディネーターのアシスタントを週末だけやってました。"勉強させてもらう"っていう気持ちで、休みの日に家から2時間かけてお手伝いさせてもらってました。

そんな時、「ABCクッキングスタジオ」に出会って、ここならフードコーディネーターの仕事ができる!と思ってその翌月には入社してました。入社してからも、ABCでフードコーディネーターの仕事をやらせてもらえるようになるまで、休みの日のアシスタントは続けてましたよ。ABCでは講師や営業、フードコーディネーターの仕事を担当していて、高島屋さんとかコープさんとかサミット(東京大手スーパー)さんの食品の撮影の仕事をしてました。

ずっと東京のABCで勤務していたんですが、福岡に転勤になって、最初はキャナルのABCに半年くらい勤務して、その後イムズのABCの立ち上げを経験しました。立ち上げは大変だけど、すごく楽しくて、それが自分のお店だったらどんなに楽しいんだろうって。イチから全部やる楽しみって初めてでしたから。 たぶん、この経験が今のカフェにつながってるのかもしれません。


第二の決断:独立なんて考えてなかった

イムズのABC立ち上げの後、1年くらいして独立することになったんですが、本当は、まったく独立する気なんてなかったんですよ。ABCは自分がやりたいことが詰まってる会社だなあと思ってたし、一生続けられる会社だなって思ってましたから。それに、ABCである程度の役職にもついてたし。

それが、ある時、営業関係でトラブルがあって…。そのトラブルが原因で、役職を下ろされることになったんです。いろいろありました。精神的に続けることがむずかしくなって、やめようかどうしようかほんとうに悩みました。私にとってこれ以上の会社はないって思っていたから、次に働ける会社が見つかるかも不安で…。精神的にはどん底まできていたんですけど、やめたくない気持ちと、もうだめだという気持ちが交差してる状態が続いて。

いろいろ考えて、"だったら自分でやってみようかな"って気になったんです。いちかばちかやってみようって。 ちょうど26歳か27歳の頃だったから、もし失敗しても実家に戻って結婚すればいいやって(笑)。
もし、ABCを辞めることにならなければ、そして、あのトラブルがなければ、 独立はしなかったかもしれない。 トラブルがあったから、独立できたのかもしれませんね。

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STEP2 マイナスを活用する

吉田智美さん
吉田智美さん [Cafe Paradis Sucre (カフェ・パラディ・スクレ) 代表] profile

東京家政学院大学卒業。大手外食企業にて外食産業を学んだ後、(株)ABCクッキングスタジオに入社、その後転勤で福岡に移住。同社のイムズスタジオの立ち上げに関わった後に独立。以来、スイーツ&パンを専門とするフードコーディネーターとして活動する。
現在はお野菜スイーツが話題のカフェ『Cafe Paradis Sucre』を経営、お菓子&パン教室講師としてもTV・CM・雑誌・新聞等で活躍する他、企業の商品やレシピ開発やプロデュース等、そのフィールドは多岐に渡る。


● 「Cafe Paradis Sucre(カフェ・パラディ・スクレ)」
http://www.cafe-para.com/index.html

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